シリンジ

プラセンタ注射とは?

プラセンタは英語で「胎盤」を意味し、胎盤はお母さんのおなかの中にいる赤ちゃんの成長に必要な酸素や栄養の供給を行い、また各臓器の発育がまだ十分でない赤ちゃんに代わって呼吸や免疫、ホルモン分泌、排せつなどの機能を代わりに担ってくれるなど、大切な役割を果たしています。
プラセンタを用いた医薬品の中で、今もっとも注目を浴びているのは、プラセンタ注射でしょう。肝機能障害等の治療薬として数十年の実績があり、大きな成果を上げていますが、特別な副作用がみられない非常に信頼性の高い治療法です。

プラセンタの効果

プラセンタの皮膚に関する効果
プラセンタの泌尿器に関する効果
  • 自律神経調整作用(自律神経を調整する)
  • 基礎代謝向上作用(基礎代謝を盛んにし、細胞や器官・臓器の働きを活性化させる)
  • 活性酸素除去作用(活性酸素を中和し、酸化を防ぐ)
  • 抗炎症作用(炎症を抑える)
  • 創傷回復促進作用(壊れた組織の修復を促進する)
  • 精神安定作用(精神を安定させる)
  • 強肝・解毒作用(肝臓の働きを強化する)
  • 抗アレルギー作用(アレルギーを抑える)
  • 体質改善作用(体質の改善を促す)
  • 疲労回復作用(疲労の回復を促す)
  • 美肌作用

気になる副作用について

ラエンネックの主な副作用は、注射部位の疼痛、過敏性(発疹・発熱・搔痒感など)、注射部位の硬結などです。
また、本剤はヒト組織由来のタンパク・アミノ酸製剤であるためショックを起こすことがあります。
本剤の投与を受けてこのような症状が出た場合あるいは不安に思われた場合は、必ず担当医師にご相談下さい。

ウイルスや細菌などに対する安全性

ウイルスや細菌が製品に混入しないようにするため、次のような汚染防止対策を講じております。

  1. ①原料提供者について医師によるウイルス等感染症のスクリーニングを実施
  2. ②受入試験でB型肝炎、C型肝炎及びエイズ(後天性免疫不全症候群)のウイルス検査に適合した原料を使用
  3. ③製造工程では、科学的に証明された種々のウイルス不活性化処理を実施
  4. ④最終製品についてB型肝炎、C型肝炎、エイズに加え成人T細胞白血病及びリンゴ病のウイルス検査を実施してウイルス等が陰性化していることを確認

またラエンネックを含めヒト胎盤を原料として製造される医薬品の投与により、感染症が伝播した報告は現在まで国内・海外ともにありません。しかし変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播のリスクを理論的に完全に否定することはできません。このことから輸血やラエンネックを含めヒト組織や血液を原料とした製品を1回でも使用した方は、献血ができなくなります。