Placenta
プラセンタは英語で「胎盤」を意味し、胎盤はお母さんのおなかの中にいる赤ちゃんの成長に必要な酸素や栄養の供給を行い、また各臓器の発育がまだ十分でない赤ちゃんに代わって呼吸や免疫、ホルモン分泌、排せつなどの機能を代わりに担ってくれるなど、大切な役割を果たしています。
プラセンタを用いた医薬品の中で、今もっとも注目を浴びているのは、プラセンタ注射でしょう。肝機能障害等の治療薬として数十年の実績があり、大きな成果を上げていますが、特別な副作用がみられない非常に信頼性の高い治療法です。
ラエンネックの主な副作用は、注射部位の疼痛、過敏性(発疹・発熱・搔痒感など)、注射部位の硬結などです。
また、本剤はヒト組織由来のタンパク・アミノ酸製剤であるためショックを起こすことがあります。
本剤の投与を受けてこのような症状が出た場合あるいは不安に思われた場合は、必ず担当医師にご相談下さい。
ウイルスや細菌が製品に混入しないようにするため、次のような汚染防止対策を講じております。
またラエンネックを含めヒト胎盤を原料として製造される医薬品の投与により、感染症が伝播した報告は現在まで国内・海外ともにありません。しかし変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播のリスクを理論的に完全に否定することはできません。このことから輸血やラエンネックを含めヒト組織や血液を原料とした製品を1回でも使用した方は、献血ができなくなります。